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お知らせ

日本国特許庁のカンボジア・ラオスにおける特許の付与円滑化に関する協力について

Date.2017年7月26日


 日本は、カンボジア及びラオスとの間で、特許の付与円滑化に関する協力(CPG: Cooperation for facilitating Patent Grant)について合意しており、これにより日本で実体審査を経て特許となった出願に対応するカンボジア出願又はラオス出願については、出願人からの申請により、実質的に無審査で特許付与されることが可能となっています。

(1) カンボジア
(申請要件)

①カンボジア特許出願と、優先日又は出願日のうち最先の日付が同一である対応日本出願が存在すること。

②対応日本出願が特許査定されていること。

③CPGに基づき早期特許査定を申請するカンボジア出願の全ての請求項が、特許査定された対応日本出願の請求項と同じであること。

 

(2)ラオス
(申請要件)

①ラオス特許出願と、CPG申請の基礎となる対応日本出願とが、優先日又は出願日において同一であること。

②対応日本出願が特許査定されていること。

③CPGに基づき早期特許査定を申請するラオス出願の全ての請求項が、特許査定された対応日本出願の少なくとも1つの請求項と同じであること。

 

(参照元)
・日本特許庁HP “特許の付与円滑化に関する協力(CPG)について
        ”カンボジアCPGガイドライン
        ”ラオスCPGガイドライン